シミの治療、美白治療

当院では、レーザー、内服薬、外用クリーム、ケミカルピーリングなどでシミ(しみ)の治療、美白治療をおこなっています。
ただしレーザーを使えばシミ(しみ)がすぐにきれいに取れると思うかも知れませんが、それほど簡単ではありません。色白の人、色黒の人、油肌の人、乾燥肌の人、一言でシミ(しみ)といっても肝斑、老人性色素斑、そばかす、深いシミ(しみ)-太田母斑-、少し盛り上がったシミ(しみ)-脂漏性角化性-、また慢性のかぶれ、ニキビ跡、触りすぎのシミ-炎症後の色素沈着-、さらにほくろ(薄いホクロはシミに見えます)などシミの種類、肌質によって治療法がかわってきます。
自分の肌質、シミの種類、治療法を理解して実行すれば必ず美白につながります。

肝班

頬骨から鼻・額に出るシミで、原因ははっきりしていませんが妊娠・ピル・紫外線で色が濃くなるので、ホルモンの影響が考えられます。
レーザーをかけると逆に濃くなります。
治療はトラネキサム酸・ビタミンCの内服、ハイドロキノンクリームの外用です。トラネキサム酸の内服はかなり有効です。トラネキサム酸・ビタミンCのイオン導入も行っています。
また日焼け止めクリームを必ず使用し、顔をこすらず、過度のマッサージをしないことが大事です。

  • 内服薬:トランサミン・ハイチオール・ビタミンC
  • 5%ハイドロキノンクリーム10g

シミ(しみ)のレーザー治療

老人性色素班(シミ)、脂漏性角化症(盛り上がったシミ)、そばかす

平らなシミはQスイッチアレックスレーザーまたは、アレックスジェントルで、少し隆起しているシミはCO2レーザーで表面を平らにし、、その後Qスイッチアレックスレーザーまたはアレックスジェントルを照射します。
照射したシミの部分は約1週間で黒いかさぶた(油がはねた様)になります。

  1. かさぶたが取れた後、白〜薄いピンクになってシミが取れます。(50%)
  2. かさぶたにならないで変化のない場合はエネルギーを強くして追加レーザーを照射する。(10〜20%)
  3. かさぶたが取れた後やや赤みが強くシミは取れているがその下の皮膚が1〜2ヶ月後に前のシミと同様に黒くなる場合(炎症後の色素沈着30%)

※その場合は追加レーザーを照射せず、内服・外用・ピーリング・イオン導入などで白くなるのを待ちます。

この炎症後の色素沈着というのが問題であり、3ヶ月位で消えて満足する場合もあれば6ヶ月〜1年もかかりレーザーはもう受けたくないというケースもあります。(10%)

このようにレーザー治療は個人差がありますので当院では最初から全部をやらず一部のシミに対して試し照射を薦めています。レーザー治療のよくない部分を強調しておりますが、全体的には約90%の方が1ヶ月〜1年でシミは取れるか薄くなっており、良い治療法です。また、内服・外用クリーム(ハイドロキノン・レチン)ピーリング・イオン導入を併用するとより有効です。

太田母斑、真皮メラノサイトーシス

皮膚のやや深いところに(真皮)色素を作る細胞があるためにできます。
顔半分が多いですが、両側性のこともあります。褐色〜青色がかったシミ、あざでQスイッチルビー、Qスイッチアレックス、Qスイッチヤグレーザーで3〜4ヶ月に一度照射し、2年位治療すると徐々に薄くなります。とても時間がかかる治療です。

当院ではQスイッチアレックスレーザーを使用しています。
レーザーを照射すると1〜2ヶ月後に少し色が濃くなります(炎症後色素沈着)。3〜4ヶ月後に薄くなってきて2回目を打つ。その繰り返しで、2年くらい経つと急に色が薄くなります。またその治療中に内服、外用クリーム(ハイドロキノン・レチン)、ピーリング・イオン導入を併用するとより有効です。

太田母斑、外傷性刺青、異所性蒙古斑 保険適用(3ヶ月に1度)1回 約¥7,000〜¥9,000

症例のご紹介

しみ

しみ

シミ・そばかす料金

シミ1個 ¥11,000-
シミ顔全体 ¥57,000

照射漏れがあった場合は、追加1回は無料です。(ただし3ヶ月以内)